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※ この記事は 2021年4月に発行したものです
今回の「行ってきました!」は 幸町 さいわいちょう
フグやカニ、そしてすっぽん料理も楽しめるお店として知られているこちらのお店。
地図で場所を確認してびっくり。五大道のほぼ中心!桂林路と大理道の交差点付近の大理道沿いの小道を入ると、夜道に灯る看板がすぐ目に留まります。
「さぁ、到着!」と中に入っても「いらっしゃいませ〜」のお出迎えはまだありません。なぜならここは幸町の敷地内ではありますが、お店はまだ先。まっすぐに歩いていくと今度は正真正銘のお店のドアがあります。
お店の中に入ると、右手には幻想的に青く光る水槽が。さらに右の奥へと進むとカウンターがあり、ここでやっと店員さんと店主の孫さんに会えました!予約のお客さんの準備で忙しそう。「バタバタですみません」とすぐに個室へ案内してくれました。
ここはカウンター席以外すべて個室なので、ゆっくりお食事を楽しめます。
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今回は「幸町コース 380元」を食べます。
このコースは「2名様から&前日までの予約でお願いします」とのことですが、本当はできるだけ早めの予約の方が助かるそうです。たまには早めに予定を組んで、ゆっくり誰かと食事するのも悪くないかも?
と、つべこべ言わず… それでは、いざ実食!
生ビール ※ コースには含まれていません コースに飲み物は含まれていないので、ここで生ビールを注文。お酒をたくさん飲まれる方には、+78元で2時間飲み放題もOK!ビールは生ビールだけでなく、瓶ビールもあるので瓶派の方にも嬉しい!その他に黒霧島、ハイボール、サワーやソフトドリンクなど計20種が含まれています。
前菜 梅肉と山芋の和え物
吸い物 前菜のあとは、あさりとわかめのお吸い物。
まずはさっぱり前菜とあったかお吸い物をいただきホッと一息。とここで、写真にもある御吸物椀をはじめとする「孫さんのこだわり」をご紹介したいと思います。
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こだわりポイント
こちらのお吸い物に使われているのが越前塗の「御吸物椀」。日本から取り寄せたもので、この漆器がお料理に味わいをプラス。コースの随所で店主の食器へのこだわりを感じ、お料理に彩りを加えてくれています。
食器以外にも、孫さんが収集家ということもあってか、お店には飾りきれず箱に入った状態の日本の工芸品が、前回お店に伺った時より増えているような。
コロナ前には、私より日本に行っているのでは?と思うくらい、本場の味を勉強するために日本へ赴くほど勉強熱心な孫さん。20年以上も前に、ホテル内にある日本料理の日本人店主にしっかり仕込まれた経験の持ち主。コース料理は師匠の教えや日本で実際に提供されているものも参考にしつつ、中国の食材に合うものを考えて提供しています。
やはり根底にあるのは「お店に来てくださったお客様に喜んでもらいたい」という想い。お話を聞いていると、そんなお料理への愛情やこだわり、お客様に寄り添う姿勢というものが垣間見えます。たまに寄り添いすぎて、そこまでしなくてもと思うこともありますが。笑
それでは引き続き、コース料理の実食です!
造り 続いては、鯛、まぐろ赤身、甘えびのお刺身の盛り合わせです。いつも通り美味しいです。このお刺身のチョイスもまたgood◎
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煮物 私のテンションが一番上がったのがこちらの鯛の煮物。フタを開けた瞬間にゆずの香りがふわ〜ん。個人的にゆずの香りが好きで、リップクリームや入浴剤もゆずの香りを好んで使っているのですが、たった今香って来たゆずの香りは本物!最高です。味や見た目だけでなく、香りでもお料理を楽しめます。
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上に乗っているのはゆずの皮と白髪ねぎ、そして絹さや。下は、とろろとあんの「Wとろとろ」が鯛の身を優しく包み込み、一番下には昆布が敷いてあります。身体が「どんどん吸収して〜」と言わんばかりの優しい味です。鯛もふわふわで昆布やあんも残さず全部いただきました!
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焼き物 なぜか中国の日本料理屋さんでよく見かける鰆の西京焼き。ただ、他のお料理と比べてお値段高めですし、好きだけど実はあまり注文しません。なので、出てきた時は「あ、西京焼き♪」ってなっちゃいました。
そして、意表をついて今日は鰆ではなくカレイ。鰆とはまた違った美味しさで、脂が乗って身もほろほろ。ここに来てこれはずるい。お酒が進みます。
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揚げ物 これもおいしかったな〜。えびのすり身をレンコンで挟み、揚げてあります。えびを感じつつ、ほどよく揚がったれんこんの「シャキッ、ホクッ」が本当に完璧。お好みで生姜と大根おろしを天つゆに入れて食べます。
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本当は2個だけど、1個サービスしてもらいました!1個が結構大きいので食べ応え十分です。
ねぎとろ巻き ※ コースには含まれていません 予約時にコースとは別に単品注文しておいたのがこの「ねぎとろ巻き」。以前、食べた時に美味しかったので今回も注文しちゃいました。今回はなんといくらも乗った豪華バージョン!メニューにはないと思うので予約時に問い合わせた方が無難かと思います。 写真では見えにくいですが、細かく刻まずぶつ切り(?)にしたこのねぎの切り方とこのボリューム感がたまらなく好きで、口いっぱいに頬張る瞬間は幸福感MAX!次回来た時なんかは、1人でこのねぎとろ巻きとエビのすり身を注文したいなと思うくらいお気に入りです。(実は、えびのすり身も結構気に入りました。笑)
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鍋物 このお店では定番の「てっちり」。ふぐの身たっぷりで、とにかく贅沢なお鍋。野菜もたくさんとれるので罪悪感なく食べられます。全体的にあっさりとした味付けなので、コース料理を十分に満喫した最後のお料理としてはぴったり!ちょうどよく、そしていいもの食べたな〜という穏やかな満腹感。
写真は5人前で、最後の〆の雑炊も追加可能です。今回はもうお腹いっぱいだったので、追加しませんでした。
コースの構成は基本同じなのですが、お料理は毎回変わるそうです。今回はお鍋でしたが、巻き物だったりお寿司になることも!気前がよく、優しい店主の孫さんに言えばリクエストも可能だと思うので、ぜひ相談してみてください〜
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デザート 最後は「自家製プリン」。甘いものでコースはフィニッシュ!
店内では、小野リサなどの、食事は邪魔しないけど無いと少し寂しい、ちょうどいいボリュームの音楽が流れています。大切な方とのお食事や宴会にはもちろん、そこで見つけた自分の好きなメニューをリピート注文なんて楽しみ方もできるな〜と思いました。大満足でした!
今日食べたコース以外にも、「幸町コース 580元」、1人1杯のズワイガニを使った「かにコース 680元」、定番の「とらふぐコース 350元」や「おまかせ寿司コース 350元/380元」もあります。これらのコースも+78元で「飲み放題」追加OKです。そちらもぜひお試しあれ〜
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いかがでしたか?
百聞は一食に如かず!まずはお店へレッツゴー!
幸町の店舗情報はこちら
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